石膏埋没鋳造

■ 原型制作
自分のイメージをもとに原型を作ります。原型を作る素材は、発泡スチロールから石のようなものまで自由に選択して制作できます。この原型が作品すべての基本となりますのでとても重要な場面でありますが、楽しい工程です。

■ 型取り原型と同じ形状のワックスを作るため、原型から雌型を取ります。この素材は石膏が多く使われますが、複雑な原型の型取りの場合はシリコンゴム等も使います。

■ ワックス取り
雌型にワックスを密着させて張り込み、原型と同じ形状のワックスを作ります。ワックスの厚みは原型の大きさにもよりますが、普通3mmくらいで作ります。

■ 湯道付け
ワックスの原型部分に熔けた金属を流し込むための道を付けます。これを湯道といいます。これは同時にワックスが鋳型から溶け出す道にもなります。

■ 鋳型作り湯道のついたワックスの原型を中心にして、鋳造に適した耐熱性の石膏で鋳型を作ります。ワックスと石膏の間に空洞を作らないようにし、また熔けた金属を流し込んだ時に割れない強度を考えて鋳型を作ります。